白樺ナイン全力プレー誓う 副知事に甲子園出場あいさつ
【芽室・札幌】阪神甲子園球場で8月6日に開幕する第97回全国高校野球選手権大会に北北海道代表として出場する、白樺高校野球部が31日朝、甲子園球場に向けて出発した。道庁で山谷吉宏副知事らに出場あいさつした後、午後に新千歳空港から大阪入りする。
出発式は午前5時45分から、同校校門前で行われた。周東拓弥主将(3年)が“聖地”での活躍を誓い、集まった同窓会役員や保護者ら約50人のエールを受けて札幌行きのバスへと乗り込んだ。
南北海道代表の北海高校(札幌)の関係者と道庁を訪れ、山谷副知事、柴田達夫道教育長に健闘を誓い、激励を受けた。
嶋野幸也校長は「大型選手はいないが、堅実に守り打席をつなぎ、まとまりは優れている。甲子園で勇気と感動をお届けしたい」とあいさつ。周東拓弥主将(3年)が「ひとつでも多く勝ちたい」と決意を語った。
山谷副知事は、TPP(環太平洋連携協定)閣僚会合でハワイ出張中の高橋はるみ知事から「悔いのないよう全力で頑張って」とのメッセージを伝え、「北海道の高校球児の代表として精神力を発揮して。心から応援している」と述べ、両校の主将、監督に記念品の硬式野球ボール2ダースを手渡した。
戸出直樹監督は「実感が湧いてきた。選手はけがも体調不良もなく調整は順調。現地の暑さと雰囲気に慣れ、体調を管理し、大会に臨みたい」と話していた。
(原山知寿子)