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「ふるさと歌留多」製作へ 新得短歌会

歌留多のキーワードや短歌を募集している小野会長(右)と中井由利子事務局長

 【新得】新得短歌会(小野洋子会長、会員12人)は、同町にちなんだ「しんとくふるさと歌留多(かるた)」の製作を計画している。後世に残したい歴史や文化、産業、名物などを組み込んだかるたを通じて子供たちに古里を学んでもらおうという企画で、児童・生徒をはじめ、広く一般からかるたに折り込むキーワードや短歌を募集している。

 1967年に結成された同会は、2017年に創立50周年を迎える。今回のかるた作りは、昨年11月に町民有志が上演した開拓劇「北飛翔II」に同会会員も数多く関わり、町全体に町の歴史の重みを大切にしようとする機運が高まっていることを受け、50周年記念事業の一環として前倒しして企画した。

 現在、かるたに使用するキーワードや短歌は、会員が町内の全小・中・高校に協力を要請。以前から校内で短歌に取り組んでいる学校もあり、夏休みの宿題の一つにするなど協力を得られている。

 また、役場、町公民館、商工会、屈足支所の窓口にはそれぞれ募集箱を設置し、町内外問わず一般の応募も受け付けている。

 キーワードは「そば」「新得山」「彼岸桜」「オダッシュ」「ベアマウンテン」「狩勝峠」「ガンケ」などさまざまなものが想定されており、短歌作品でも構わない。応募状況に合わせていろはがるたにするか、百人一首風にするかを決める。

 かるたの絵や文字は、町内の絵画や書道に取り組んでいる人たちの協力を受けることにしており、年内に紙製のかるたを仕上げ、各学校に配布する予定。要望が高まれば木札も作りたいとしている。小野会長は「募集を通して子供たちが古里に関心を寄せ、短歌にも親しんでもらえたら」と話している。

 募集は8月24日まで。ファクス(0156・64・5880)でも受け付ける。問い合わせは町教委社会教育課(0156・64・0532)へ。(大野篤志)

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