「しばれ君」USBメモリー開発 陸別移住体験の小阪さん
【陸別】町への移住体験者で、通信・コンピューター関係の会社を経営する小阪実さん(50)=兵庫県=が、町のマスコットキャラクターの「しばれ君」をあしらったUSBメモリーを開発した。小阪さんは「大好きな陸別をPRしたい」と話している。
小阪さんは昨年夏、家族と一緒に1カ月間、陸別に滞在した際に町民の温かい人柄に触れファンになった。今年2月には、陸別移住を応援する会(金子信行会長)の移住体験事業「日本一の耐寒生活体験2015」で10日間、陸別に滞在し、しばれフェスティバルも体験した。
小阪さんは移住体験生活の中で、町のマスコットキャラクター「しばれ君」の存在を知った。町内でUSBメモリーがあまり販売されていないこともあり、「『しばれ君』は町の人たちにとって大切なキャラクター。自分にできる形で町に役立ちたい」と開発を思い立った。
おなじみの赤い防寒服を着て寒さに耐える「しばれ君」が付いたUSBメモリーの容量は8ギガ。町のホームページでも紹介されている陸別の観光案内動画ファイル(約10分間)が搭載されている。18、19の両日開かれた「第7回ふるさと銀河線りくべつ鉄道まつり」の会場で販売し、話題を集めた。
価格は1個2678円。「しばれ」の語呂合わせで480個を生産した。1個の売り上げにつき100円を町に寄付するという。今後は道の駅オーロラタウンりくべつ93内の陸別観光物産館のみで限定販売する他、町内の各種イベントで随時販売する予定。管内の“ゆるキャラ”はストラップや文具などで商品化されているが、USBメモリーバージョンは珍しい。(鈴木裕之)