ジンギスカン味わい学生や住民が交流 8月12日、十勝カレッジ
十勝管内のジンギスカン店などが一堂に集まり、住民同士で交流する「十勝ジンギスカン会議2015」が、8月12日午後5時から帯広市内の中央公園で開かれる。帯広畜産大学が市内中心部を拠点に学生と市民の交流促進を図る事業「十勝カレッジSILO(サイロ)」の一環。同大は「学生や生産者、企業などさまざまな立場の人が交流し、地域の発展に結び付くイベントに」としている。
同大サークルが街なかを利用した課外活動を提案する「まちなかサークル」の第1弾のイベント。農業サークル「あぐりとかち」や「畑作サークル」などが連携し、準備を進めている。
当日は公園内にドラム缶を使った焼き台約80台を準備。管内のジンギスカン店や綿羊農家などが約10のブースを出店し、肉や野菜などのセットを提供する。参加者は1枚で商品1セットと交換できるチケットを手に各店を自由に回り、商品と交換した後、焼き台を囲んで親睦を深める。
各店舗が特設ステージで商品のこだわりをPRしたり、同大学生が授業で育てた農作物も無料で提供。同大の各研究室が独自にレシピを持つ、ジンギスカンのたれを使った肉の食べ比べも予定している。
全体の運営を取り仕切る河野洋一助教は(農業経営学分野)は「学生が生産者や住民から意見を聞くことで、普段の実習の出口が消費者にあることを理解し、研究や商品開発につなげてほしい」と期待。店舗への出店依頼など準備を進めるあぐりとかちの山木あかりさん(2年)は「肉やたれなど店舗ごとの工夫を知ってもらい、地域の皆さんと交流したい」と話す。
チケットは前売りで1枚1000円(当日1500円)。1人何枚でも購入可能。問い合わせは十勝カレッジサイロ本部(0155・67・1428)へ。
(高津祐也)