足寄高校同窓会長に鈴木宗男氏 高校存続へ結束
【足寄】足寄高校(西堀隆亮校長、生徒数109人)の存続に向け、28日、町内の熊の子食堂で同窓会の総会が開かれた。会長に鈴木宗男氏(67)=9期、1965年度卒、新党大地代表=を新任、会として協力していくことを確認した。
開校67年目を迎える同校の存続に向けては、町や足寄高校振興会(斉藤健司会長)がさまざまな形で支援を行い、生徒確保に向けて取り組んでいる。
一方、同校同窓会は1984年に当時の鈴木衆院議員の後援会が発足したのを契機に組織化されたことがあったが、その後は活動が停滞していた。OBとして存続活動を支援する機運が高まり、斉藤氏(12期)ら有志が総会を計画した。総会が開かれるのは、49年の開校以来、事実上初めて。
総会には2~55期の幅広い年齢層から約70人が集まった他、同校から西堀校長ら3人が出席。呼び掛け人(代表幹事)の斉藤氏が「緩やかな組織としたい。生徒の確保は毎年厳しい状況。1年でも10年でも母校を長く存続させたい」と協力を要請。鈴木氏を会長とする斉藤氏の提案を出席者全員の拍手で承認した。
鈴木氏は「みんなが声を掛け合えば大きな輪になる。私は高校存続の応援団長。さまざまなチャンネルを使い一肌脱ぐつもりだ。足寄高校を守るために精いっぱい協力したい」と抱負を語った。
同校の卒業生は約8600人。同窓会では規約などは定めず、当面は13年後の開校80周年に向けて、同窓会名簿の整理を行う予定。斉藤氏は「同期会、クラス会を積極的に開いてほしい」と要請した。年度内に再度総会を開き、学年幹事などの役員を決め、執行体制を固める。(鈴木裕之)
他の役員は次の通り。(敬称略)
▽幹事長=斉藤健司
▽事務局長=川村浩昭(21期)
▽名誉顧問=松山千春(17期)
▽顧問=西堀隆亮(足寄高校校長)
◆足寄高校について
・北海道足寄高等学校-公式ホームページ