宇宙センター構想の理解深める 帯商で勉強会
帯広商工会議所は23日、大樹町の広域宇宙センター構想に関する勉強会を帯広経済センタービルで開き、実現に向けた経済界の役割を探った。
にぎわい創出(交流人口拡大)特別委員会(笹井祐三委員長)が企画し、帯商議員ら約30人が参加。スペースポート研究会の伊藤献一事務局長が講師を務めた。
伊藤氏は、国は宇宙基本計画でロケットを打ち上げる新たな射場(広域宇宙センター)整備を検討していることに触れ、「大樹は飛行場とロケットを打ち上げられる場所があり、他地域にない売りがある。十勝には産業を興す基盤もある」と地域の優位性を強調した。
その上で、「国の計画があっても、地元のアイデアがないと先に進まない」とし、観光開発や応援組織を作るなどセンター整備に向けた地元の協力が重要になると呼び掛けた。(池谷智仁)