エゾバイツブ初水揚げ 十勝港・例年並みの1.6トン
【広尾】全国有数の水揚げを誇る広尾のエゾバイツブ漁が始まり、8日に十勝港で初水揚げした。ほぼ例年並みの1・6トンを水揚げした。
エゾバイツブは北海道、東北に生息する小型のツブ貝。広尾漁協エゾバイツブ篭(かご)漁業部会(関下啓史郎部会長)が2009年から資源維持、管理に取り組んでおり、年間の水揚げは約100トンとなっている。
今年は同部会所属の7隻が出漁。6日に漁場にカゴを仕掛けた。8日は午前6時半すぎから水揚げした。同部会によると個体の大きさは5~5・5センチで比較的大きいものが多かったという。価格は1キロ当たり800~850円でほぼ例年並みで取り引きされた。
関下部会長は「順調な滑り出し。資源管理の成果が出ている」と話していた。漁は9月末まで行う予定。(伊藤亮太)