チームリーダーに加藤さんと村上さん 鹿追・ライディングクラブ
リーダーとして積極的に馬の世話に取り組む加藤さん（右）と村上さん
【鹿追】瓜幕地区の小・中学生で結成する乗馬クラブ「うりまくライディングチーム」の今年度のチームリーダーに、加藤響子さん（瓜幕中３年）と村上詩優さん（同３年）の２人が就いた。ともに町内で行われるウエスタン乗馬大会に出場できる技術力を持ち、チームメートへの指導もしっかりとできるけん引者で、「みんな仲良く、メリハリある活動をしたい」と張り切っている。
同クラブは、授業のない土、日曜日の午前中、ライディングパークの馬小屋の掃除や馬の世話を手伝いながら乗馬の練習を行う。今年度は児童、生徒２５人が在籍しており、その取りまとめや下級生を指導するのがチームリーダー。加藤さん、村上さんともにチームメートからの信頼が厚い。
加藤さんは２年前に母と一緒に後志管内岩内町から、村上さんは３年前に両親と弟の４人で東京から山村留学し、そのまま移住した。
２人とも留学とともに同クラブに所属。乗馬に関することには意欲的に学び、厩舎（きゅうしゃ）の作業にも積極的に取り組んでおり、メンバーの中でも引き馬やブラッシングなどの手入れが最も上手とされる。指導者の町瓜幕支所地域振興係長の瀬戸得弘さんは「活動日には毎回時間より早く厩舎にきて、馬と会話している。馬を扱う技量もあり、スタッフの代わりができるくらい」と２人を高く評価する。
村上さんは「乗馬に関わる仕事に就き、調教師になれたら」と目を輝かせ、加藤さんは「海外留学し、国際力を身に付けたい」と乗馬活動で養った積極性を生かすつもりだ。（大井基寛通信員）
◆うりまくライディングチームについて
・鹿追町ライディングパーク－facebook
