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学校敷地内に横断歩道登場 幕別札内北小

学校の敷地内に新設された横断歩道を渡る児童

 【幕別】札内北小学校(石井範之長、児童254人)の学校敷地内に横断歩道と車の誘導線が新設された。町内の小学校では珍しい取り組みで、児童たちは「交通安全により気を付けたい」と喜んでいる。

 横断歩道は幅2メートル×長さ8メートル、校門前に沿って設定された。そのほか、校門から車が入り、一周して出られるよう誘導線も付けた。

 十勝総合振興局帯広建設管理部から道道幕別帯広芽室線外13路線の道路ライン塗り替え工事(18~26日)を請け負った大和谷工業(北見、伊藤勲社長)が、社会貢献の一環でボランティアで作業を請け負った。

 石井校長は「校門を出るとすぐ前が車道。車の出入りも多く、登下校時などに児童や車がより安全に行き来できたらと考えていたので、ボランティアの申し出はありがたかった」と話している。同社は16日に駐車場ライン引き直しとともに作業を行った。

 早速、登下校時に多くの児童が歩道を通って校内外を行き来している。児童たちは「突然線が現れて驚いたけれど、ここを通ればいいんだと思えた」「より交通安全への意識が高まった」などと話していた。

 町教委によると、町内で敷地内に横断歩道がある小学校はほかにはなく、川瀬康彦学校教育課長は「学校の造りなどにもよるが、注意喚起の面で有効。交通安全への意識の高まりを期待したい」と話している。(佐藤いづみ)

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