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安心できる救助を、メムロスキー場の大川さん まちマイ芽室編

救助ボートを操作しながらゲレンデを滑る大川さん

 大川ひさこさん(29)はメムロスキー場(町中美生)で週末を中心にパトロールや来場客の救助に携わる。管内の女性では唯一の全日本スキー連盟公認パトロールとして「誰でも安心できる救助」を目指す。

 スノーモービルで救助にいけない急斜面などで動けなくなった来場客を助けるために、救助ボートを操縦する。ボートの重さは約20キロ、それに救助者を乗せれて滑ればさらに重くなる。ボートの後ろを持ち、一人で操縦できるまで3年はかかったという。

 5歳の時に同スキー場でスキーを始め、同じく公認パトロールの資格を持つ父の姿を見て育った。「自然と公認資格に挑戦してみようかな」と07年度の試験に挑戦、合格した。

 平日は帯広市内の歯科医院で歯科助手として働きながら、休日にボランティアでパトロールにあたっている。「医療の現場に関わっていることもあり、パトロールとしてスキーに関わるのが自分に合っている」と語る。

 「女性の目線で見れば、男性のパトロールに体を任せるのは少し不安。女性であれば少しでも安心できるのではないか」と大川さん。数少ない女性のパトロールとしてさらなる技術の向上を目指す。(深津慶太)


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