ミヤベイワナ釣り満喫 然別湖冬季遊漁スタート
【鹿追】大雪山国立公園内の然別湖で冬季遊漁が1日、スタートした。初日は6人が結氷した湖上から釣り糸を垂れ、道の天然記念物のミヤベイワナやサクラマスを釣り上げていた。3月22日まで。
冬期間の観光客誘致とともに、外来種のニジマス、サクラマスの防除を目的として、冬季にも遊漁を解禁した。1日20人限定で、午後1時~同4時。ミヤベイワナは最初の2匹までは持ち帰ることができる。
初日は帯広市内などから集まった釣り客6人が参加した。現在、開催中のしかりべつ湖コタン会場を抜けて北へ約500メートル離れた「3の湾」が釣りの指定場所。釣り客はそれぞれのポイントを見極めながら氷に穴を開け、釣り糸を下ろした。
釣り歴40年の竹内政吉さん(66)=帯広、京洗クリーニング店代表=はすぐに30センチのミヤベイワナ2匹を釣り上げた。その後、ルアーを変えながらヒットを続け、約2時間半でミヤベイワナ17匹を釣った。「まずまずの釣果。寒さを忘れる」と笑顔を見せていた。初日は6人で計40匹のミヤベイワナが釣れた。
遊漁料は1人1360円で、同行する中学生以下は340円。完全予約制で、申し込み、問い合わせは管理事務局の然別ネイチャーセンター(0156・69・8181)へ。(大野篤志)
◆然別湖の冬季遊漁について
・2015然別湖冬期遊漁についてのお知らせ-然別湖ネイチャーセンター