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大地と命に向き合う作品群 文化まつりが開幕 

とかちプラザで開幕した「とかち文化まつり」。授業で会場を訪れ、大木を模したモニュメントを見学する柏小児童(6日午前11時15分ごろ、金野和彦撮影)

 総合芸術祭「とかち文化まつり」(NPO十勝文化会議主催)が6日、帯広市内のとかちプラザで開幕した。「未来交響~地の鼓動から『大地の生命』」をテーマに、管内でさまざまな文化活動をしている同会議の13部会が総力を結集させた作品が出展されている。

 展示会場のギャラリー・大集会室には十勝を代表する各界の作家ら89人による絵画や書、写真、俳句、生け花などの作品が展示されている。鈴木八駛郎実行委員長は「今年は会員が大地や命と真剣に向き合った作品が並んでいる」と話す。

 アトリウムには共同制作「大地の生命」が登場。美術、写真、文芸、書道、華道の5部会が、協働(コラボレーション)し、大木を模したモニュメントや日高山脈や十勝の風景を描いた2枚の壁画、四角柱が展示されている。

 来場した帯広市の佐藤ミツエさん(88)は「(四角柱の作品は)、写真と俳句、書が同じイメージで作られていて、俳句の内容に共感することができた」と話していた。

 開幕に先立ち、5日午後6時からとかちプラザで開会式が行われた。同会議の林光繁理事長が「13部会の300人が総力を結集し作品を作り上げた。故林豊州は『地域の開発には文化、情報、精神の開発が必要』と言葉を残したが、北海道には精神的な開発が足りない。文化会議はそこに気を配りながら発展させたい」とあいさつした。市教委の八鍬祐子教育長、十勝総合振興局の長谷山英嗣保健環境部環境福祉長、同まつり実行委の鈴木実行委員長とともにテープカットを行った。続いて、同会議副理事長の長沼透石さんが今年のテーマ「地の鼓動」にちなんだ書のパフォーマンスを披露した。
(大谷健人、高津祐也)


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