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福島弦太圧勝、大会新で2連覇 フードバレーマラソン

序盤から独走態勢に入り、ハーフマラソンで男子総合2連覇を達成した福島弦太がゴール前に力走する

 今年で3回目となる2014フードバレーとかちマラソンが2日、帯広の森折り返しの帯広市街地コースで行われた。最長のハーフマラソン男子は一般男子(高校生~34歳以下の部)の福島弦太(30)=帯広市、陸上自衛隊第4普通科連隊=がレース序盤から独走、自ら持つ大会最高タイムを23秒更新する1時間7分42秒で優勝、他クラスを含めた総合でも2連覇を達成した。同2位には昨年に続き同部の藤沢郡(18)=帯広市、道教育大岩見沢校1年-江陵高出=が1時間11分54秒で食い込んだ。ハーフマラソン女子の十勝勢は、高校生の島口芽衣(17)=音更町、札幌静修3年-緑南中出=が1時間32分36秒で高校生~34歳以下の部の3位、総合でも10位となった。(フードバレーとかちマラソン取材班)

また記録狙いたい 福島
 終わって見れば、2位に4分12秒差をつけての圧勝だった。

 ハーフマラソン男子の前回覇者、福島弦太は後ろを一度も振り向くことがなかった。序盤から独走態勢を固めると、あとは記録との戦いだった。自己ベストでもある大会記録(昨年の1時間8分5秒)の更新を確信しながら、腰のあたりで右手の拳を軽く握り締めてゴールテープを切った。

 負けられなかった。本来なら陸上自衛隊第4普通科連隊(帯広)チームの主力として、この日開催の南北海道駅伝(渡島管内福島町)に出場するはずだった。しかし、連覇が懸かっていた今大会も重要だった。長い距離を意識して8月から毎日30キロ以上走り込んできた。特別に許可をもらった部隊から、「2連覇してこい」とハッパをかけられていた。

 気温は9度前後。「絶好のコンディション」。気持ちも入っていた。そのせいか序盤はオーバーペース気味。しかしこれが功を奏した。3キロ付近、白樺16条あたりで追走の選手が離れたのが分かった。「ここからは去年の自分との戦い」。8キロ付近で父勉さん、母久美子さん、祖母一子さんの声援が聞こえた。応援する同僚の姿も大きな励みとなった。スパートする必要はなかったが、力の限りの走りを貫いた。

 帯広生まれ。白樺学園高時代は高校総体出場経験がないが、20代で力を伸ばし続け、30代となった今年も「まだ伸びている実感がある」と言い切る。今季のビッグレースはこれで終わりだが、「3連覇?そうですね。また記録を狙いたい」と次回に向け意欲を見せた。

勝ちたかった
ハーフマラソン一般男子2位の藤沢郡の話

 昨年この大会で負けて、今年こそはと90分間走など練習を積んできた。帯広の森の坂が勝負かと思ったが、予想以上にレースが速く離されてしまった。勝ちたかったので全然納得いかない。

ハーフマラソン一般女子の管内勢トップの島口芽衣(左)が、同男子出場の父・寛和さんと一緒にゴールする(金野和彦撮影)

初挑戦で快走「気持ちよかった」 島口
 一般女子はハーフマラソン初挑戦の島口芽衣が十勝勢最高順位でフィニッシュ。「気持ちよかった」とほほ笑んだ。

 女子駅伝の名門・札幌静修高で厳しい練習に励んできた。8日前に最後の北海道高校駅伝競走大会で全道3位と全国出場を逃し、引退したばかりだった。家族が今大会にエントリーしていたため、出場することにした。地元十勝のコースを気持ちよく快走したが、「練習を積んでいればタイムはもう少し出た」と勝負師の顔になった。

 来春から帯広大谷短期大学への進学が決まり「地元に戻ります」。大好きな陸上は「趣味で走り続けたい」と話した。

5キロ中学男子優勝の東将輝(帯五中2年)

余裕持ってゴール
5キロ中学男子優勝の東将輝(14)=帯広市、帯五中2年=の話

 5キロは初めてだったのでペース配分を考えながら走ったが、思ったより余裕を持ってゴールできた。「絶対優勝する」という気持ちで臨んだので勝ててうれしい。今季最後の大会なので良い形で締めくくれて良かった。(17分45秒だったが)次は16分台を目指して頑張りたい。

5キロ中学女子優勝の伊藤穂乃佳(新得中2年)

来年も優勝目指す
5キロ中学女子連覇の伊藤穂乃佳(14)=新得町、新得中2年=の話

 (一昨年の2・5キロを入れて)3連覇を達成できてうれしい。昨年、一昨年は楽しく走れたが、今回はスタート直後に左足が痛くなって、気にしながら走った。陸上とトライアスロンをやっているので、練習では3キロ、5キロ程度走り込んできた。将来はトライアスロンやロードで、長い距離を走れるようになりたい。来年も優勝を目指す。

2・5キロ小学男子2位の菅原広希(上幌内小5年)

走っていた成果出た
2・5キロ小学男子2位の菅原広希(11)=鹿追町、上幌内小5年=の話

 表彰台を目標にしていたので2位は満足。普段はスケートのトレーニングで走っていた成果が出てよかった。ただ、1位とは4秒差の僅差だったのでもうちょっと頑張れば優勝できたと思うと悔しい。これからもスケートに向けて、走って足腰を鍛えたい。

2・5キロ小学女子3位の佐藤未空(明星小6年)

来年は絶対1位に
2・5キロ小学女子3位の佐藤未空(12)=明星小6年=の話

 1位を目指していたので悔しいけど、楽しく走れた。バスケをしているので、鍛えた成果を発揮できたと思う。今年は2回目の出場で、昨年は5位だった。順位を上げられてうれしいけど、来年は絶対1位になりたい。来年から中学生なので5キロにも挑戦したい。


◆2014フードバレーとかちマラソンについて
2014フードバレーとかちマラソン-公式ホームページ
マラソン大会開催概要(スケジュール)-2014フードバレーとかちマラソンホームページ
受付会場へのアクセス-帯広市ホームページ
コースマップ-2014フードバレーとかちマラソンホームページ
交通規制・駐車場案内-2014フードバレーとかちマラソンホームページ
よくある質問-2014フードバレーとかちマラソンホームページ

◆特集
2014フードバレーとかちマラソン(インターネット生中継、記録タイム速報)-十勝毎日新聞電子版
みんな主役~フードバレーとかちマラソン 一覧

◆十勝・北海道観光について
北海道観光特集-十勝毎日新聞電子版

◆十勝“食”観光について
新・ご当地グルメ特集-十勝毎日新聞電子版
十勝毎日新聞×釧路新聞コラボ企画 道東ラーメン街道2014-十勝毎日新聞電子版

◆2014フードバレーとかちマラソンの写真はこちらから購入できます
福島弦太圧勝、大会新で2連覇 フードバレーマラソン-かちまいフォトサービス
フードバレー力走4500人  とかちマラソン2014
フードバレー力走4500人  とかちマラソン2014(2)
フードバレー力走4500人  とかちマラソン2014(3)
フードバレー力走4500人  とかちマラソン2014(4)
フードバレー力走4500人  とかちマラソン2014(5)

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