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十勝の裏方支えるクラブユースサッカー 鈴木悠次郎さん審判で活躍

副審として選手の競り合いをジャッジする鈴木悠次郎さん(左)。十勝の裏方の一員として大会を支える(15日、帯広市グリーンパークで藤枝東FC-シーガル広島戦)

 15日に帯広の森球技場など帯広市と中札内村で競技が開幕したサッカーのアディダスカップ第29回日本クラブユース選手権(U-15)大会(日本サッカー協会、日本クラブユースサッカー連盟主催)。全国の強豪クラブ48チームがしのぎを削る戦いを、裏方として多くの十勝関係者が支えている。日本サッカー協会公認2級審判員の鈴木悠次郎さん(28)=足寄中サッカー部副顧問=も初日は2試合で副審を務め、ゲームのスムーズな進行を助けた。(菊池宗矩、塩原真)

2級審判鈴木さん(足寄) 常に正確な判断意識
 DFの最終ラインに合わせ、常にサイドステップを踏みピッチと相対する。ボールが大きく動くと、選手と共に全力でダッシュ。40分ハーフで行われる試合中、走り続けながら常に正確な判断が求められる。鈴木さんはこの日、帯広市グリーンパーク会場での藤枝東FC-シーガル広島、ジュビロ磐田-ヘミニス金沢で副審を務めた。40分間のサーキットトレーニングを4本こなすような大変さだが、「選手の方がもっと厳しいから」と集中力を切らさない。

 鈴木さんは1986年幕別町生まれ。札内東中でサッカーを始め、帯柏葉高では帯広FC、道教育大函館校では江差FCとクラブチームでプレーした。江差FC時、大会に出場するために帯同審判が必要となり、4級審判員資格を取得した。

 教員となって十勝に戻り、帯南町中サッカー部顧問時に「指導の一環として、審判から見るサッカー、プレーヤーと違う角度のサッカーも大事」と、3級、2級とレベルを上げていった。昨年、十勝地区サッカー協会の推薦を受け道サッカー協会の強化指定審判員となった。2級以上が今大会で笛を吹ける。

 試合中はロングボールが来る、FWが走り出すなどオフサイドに関わるボールの出どころとDFラインを同時に見る。タッチジャッジ(タッチラインでの判定)も大切な役割。「選手が良いパフォーマンスを発揮できるよう、審判によって不利益がないように」と常に心掛ける。

 今大会には日本サッカー協会のインストラクターや女性の1級審判員、他県の2級審判員も参加し、技術を高めている。鈴木さんは「十勝サッカーに恩返しをするのが目標。いいものを得てフィードバックしたい」と、19日まで主審か副審で大会を支える。


◆adidas CUP 2014 第29回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会について
大会概要、出場チーム一覧、スケジュール、結果など-日本クラブユースサッカー連盟公式ホームページ
大会速報-日本クラブユースサッカー連盟公式ホームページ

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