ソバの花満開 新得そばロード
【新得】十勝管内一番広いソバの作付面積を誇る新得で、ソバの花が見頃を迎えている。大人の背の高さにまで育った茎の先に小さくかれんな白い花がびっしりと付いており、国道38号を走るドライバーや観光客の目を楽しませている。
新得物産サホロ農園(清水輝男社長)は今年、北新得、福山農場、上佐幌の同社農場にソバを約70ヘクタール作付けした。新得物産(町基線104、同社長)を中心国道38号沿いの通称「そばロード」(約1・5キロ)には、道の両側に約40ヘクタールの畑が広がる。
6月3日に種まきを開始。同月は悪天候が続いたが、その後の天気の回復で生育状況は順調。道路からは緑のじゅうたんのように見えるが、近くに寄ると真っ白なソバの花がいまを盛りに開いている。新得そばの館を訪れる観光客らが、珍しそうに花をバックに写真を撮るなどしている。
同社の齊藤義宏管理部次長は「花の咲き具合で収量が分かる。これだけ花が咲いていれば実も付いてくるはず」と収穫に期待する。
花はお盆ごろまでが見頃で、9月上旬から収穫作業に入る。(大野篤志)
◆新得物産サホロ農園について
・新得物産サホロ農園-公式ホームページ