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香田と牛島インラインホッケー日本代表入り、世界選手権で活躍誓う

日本代表に選ばれた香田清二と牛島貴生(右から)。チームへの貢献を誓う

 チェコ・バルドゥビツェで6月1日から行われるインラインホッケーのIIHF(世界アイスホッケー連盟)世界選手権に、TEAM Conquest(帯広)からDF香田清二(37)=ゼビオ=と、FW牛島貴生(31)=北海道コカコーラボトリング=の2選手が日本代表として出場する。香田は4年連続、牛島は2年ぶり2回目の大舞台。チーム最年長の香田は副主将としてチームをまとめ、牛島は屈強な海外チームを相手に持ち味のスピードで立ち向かう。(北雅貴)

 大会はA、B両プールにそれぞれ8カ国が参戦。Bプールの日本は1日にハンガリー、2日にオーストリア、3日にブラジルと予選ラウンドを実施。同ラウンドの結果によって5、6日にプレーオフ、7日に決勝と3位決定戦を行う。優勝すれば次大会のAプール昇格、下位2チームになれば降格となり、地域予選からの戦いとなる。

 香田は「そろそろメダルを取りたいが、まずは順位を1つ上げること」と話す。香田が出場したここ3年はBプール6位で、降格の危機に常にさらされている。代表合宿などができないこともあり、大会でコンビネーションを高めて戦術理解を深めるしかない。「日本は技術力がある。前回は大会終盤で個人よりチームのために何ができるかを考えるようになり、良い雰囲気になった」という。

 今回は序盤からチームとしてまとまるように、セット間や全体でのコミュニケーションを図る橋渡し役を香田は買って出る。プレーヤーとしては本来はFWだが、「攻めたい気持ちを抑え、DFとして守りに気を配りながらゴールにつながるようなパスを出せれば」と話す。

 牛島は170センチ、65キロと小柄だが、スピードを武器にした鋭い突破に自信を持つ。2年前は世界との差を感じた。「(海外の選手は)全てが力強い。テクニックもある」と振り返る。6試合で2得点と納得のいく結果を残せなかった。冬季はアイスホッケーの日本リーグ北海道(Jアイス・ノース)のタダノで点取り屋として活躍している。「チェックが激しいアイスよりも、ボディーコンタクトのないインラインの方が外国人との体格差の影響は少ない。緩急のスピードを生かして、毎試合1点を目標に勝利に貢献したい」と張り切っている。


◆2014 IIHFインラインホッケー世界選手権について
2014 IIHFインライン世界選手権 日本代表選手決定のお知らせ-公益財団法人 日本アイスホッケー連盟(2014/05/27)

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