“美少女”子馬が誕生 清水・ムーミン牧場
【清水】ミニホースの育成に取り組む観光牧場「ムーミン牧場」(旭山南8線、杉田静雄代表)で、サラブレッドのように毛並みの美しい“美少女”子馬が誕生した。「なみ」と名付けられた子馬は元気に母親のミルクを飲むなど愛くるしいしぐさを見せ、観光客を喜ばせている。
同牧場は、1996年に杉田さんが開設。独自に品種改良を重ねた「スギタスーパーミニホース」は、成長しても体高は70センチ程度。毎年5月ごろに出産時期を迎え、「なみ」は15日未明に生まれた今年最初の子馬。
普通の子馬は母親と同じ、ふわふわとした毛におおわれているが、「なみ」の毛は短く、ビロードのように輝いている。体高は約45センチ、大きくなっても60センチ台とみられる。杉田さんも「めったに見られないほど“めんこい”子馬。成長が楽しみ」と目を細めている。
ミニホースは繁殖力が弱く、今年同牧場で生まれるのは3頭の予定。小さな馬を目指して改良してきたが、容姿ともに優れた馬が誕生するのは珍しい。「ミルクを飲むのも上手。手がかからないね」と杉田さん。
敷きわらの上でウトウトと昼寝をしたり、厩舎(きゅうしゃ)の中を興味津々の様子で歩き回る姿は愛らしく、香港から訪れたという外国人観光客も大喜びで写真を撮るなどしていたという。
営業は午前9時から日没まで。入場料は大人500円、子供200円。(古川雄介)
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