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道の駅なかさつない2年ぶり70万人台 13年度利用者

地元素材を生かした食や直売所など各店の魅力も集客効果を生む道の駅なかさつない。2013年度も70万人の来場でにぎわった

 【中札内】道の駅なかさつないの2013年度利用者数が、前年度比3%増の70万6643人となった。約73万人を記録した一昨年に次ぐ2年ぶりの70万人超えで、過去2番目の多さとなった。2005年の大幅リニューアルから今年度で10年目を迎えるが、周辺施設など村全体の魅力や、施設内各店の努力の成果などが発揮されている。

 12年度(68万7964人)から1万8679人増えた。月別で見ると、年度初めの昨年4、5月は前年度実績を下回ったが、同6月は同33・8%増の9万9869人と大幅に増加、その後も同8~12月と3月に前年度を1・9~37%上回った。最多は8月で同4・2%増の12万1030人。

 好調な理由について、運営を受託する村商工会は「周辺に個性的な観光施設やレストランがある影響が大きく、リピーターの割合が高い。野菜など住民の利用も多い」と分析する。12年度は十勝千年の森(清水)で開催された北海道ガーデンショーの影響などで利用者が減少したが、「景観や花、食、芸術という総合的な村の魅力で交流人口は増えている」と分析する。

 昨年3月に中心施設のカントリープラザのレストランと売店が新規業者に代わったことも、「リニューアル効果でプラスになった」とする。新商品開発など各店の努力の他、新たに道央圏からのバスツアーを誘致した村の取り組みも効果があったと考えている。

 同道の駅は05年4月に物産販売所「花水山(かすいさん)」を新設した大幅改装後に来場が増え、十勝総合振興局のまとめでは、08~11年度の5年連続で管内観光施設の入り込み客数で1位を記録している。村などはリニューアル後10年を終えた来年度、10周年を祝う企画を今後検討する。 (小林祐己)

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