友達たくさん膨らむ期待 小学校入学式
十勝管内の多くの小学校で入学式が行われた8日、新1年生たちは学校生活への期待を胸に元気いっぱいに登校した。今年度で閉校を迎える学校では最後の1年生が仲間入りし、交通安全指導のためにばん馬が登場した学校も。各小学校は新1年生の無邪気な笑顔であふれた。
最後の仲間を歓迎 今年度で閉校の広尾野塚小
○…今年度限りで閉校する広尾野塚小学校(海鋒達也校長、18人)では最後の入学式が開かれた。創立113年目の新入生3人がかわいらしい姿で登場。在校生らが大きな拍手で出迎えた。
海鋒校長は「皆さんが入学するのを楽しみにしていた。小学校では、たくさんの楽しいことが待っている。明日から元気に通おう」と歓迎。笹原博教育長、新海伸一PTA会長もエールを送った。在校生代表の横山楓月(かづき)君(6年)は「みんなと仲良くなろう。困ったときは何でも聞いて」と呼び掛けた。
式後、二本柳瑞羽(みずは)さんは「休まないように頑張る」と笑顔。米谷渚杜(なぎと)君と佐藤秀誠(しゅうせい)君は「算数を勉強したい」と声を弾ませていた。(関根弘貴)
リッキーも祝福交通安全をPR 帯広花園小
○…帯広花園小学校(池下栄里子校長、190人)では「交通安全啓発キャンペーン」(市、市教委主催)が行われた。市特別嘱託職員のばん馬「リッキー」がお祝いに駆けつけ、父母らと登校してきた新1年生に交通安全をPRした。
市や十勝総合振興局、帯広署、市交通安全推進委員連絡協議会などから約30人が参加。新1年生は大勢の大人たちの出迎えに恥ずかしそうな表情を浮かべながらも、米沢則寿市長、藤村博之帯広署長らから交通安全啓発セットを受け取り、「ありがとう」とお礼を述べた。リッキーとの記念撮影も楽しみ、佐野孝誠君(6)は「勉強と跳び箱を頑張りたい」と話していた。
(澤村真理子)