十勝対局に期待 あすから囲碁棋聖戦
囲碁最高峰のタイトル戦の一つ、「第38期棋聖戦」(読売新聞社など主催)の第4局が、20、21の両日、帯広市内の北海道ホテルで開かれる。現在六冠の井山裕太棋聖(24)に、挑戦者の旭川出身の山下敬吾九段(35)が挑む対局で、囲碁ファンの注目が戦いの地・十勝に集まる。
会場となる同ホテルでは、対局や大盤解説会などの関連イベントの準備が進んでいる。同ホテルで囲碁、将棋のタイトル戦が行われるのは初めて。対局は同ホテルガーデンウイング6階の特別和室(25畳)で行われる。既に対局の模様を映し出す中継用カメラを、天井部分に設置するなどの作業が行われている。
二人は19日夕に帯広に到着し、午後6時から同ホテルで開かれる前夜祭(十勝毎日新聞社主催)に出席。宿泊し長い対局に臨む。同ホテルは十勝牛などの地元素材のメニューも取りそろえ、対局の舞台を演出する。小野寺昌明営業推進室長は「施設の機能を最大限に生かして、力を発揮できる精一杯のおもてなしをしたい」と話している。
対局は20、21日とも午前9時から開始。各日午後2時から同ホテルでプロ棋士による大盤解説も予定している。
(原山知寿子)
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