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子育てに最適 噂は本当!? 待機児童ゼロ まちマイ音更編

「あそぼう会」に参加している親子。音更の子育て環境についてお母さんからは「満足している」との声が多く聞かれた(プロスパ6の「ふれあいひろば」で、金野和彦撮影)

 音更の子育て環境は最高?!。音更在住者から「子育てがしやすい」という話を聞いた。若い世代が音更でマイホームを建てるなど移住者も多く、子育て環境の充実はまちづくりに不可欠とも言える。実際の音更の子育て環境はどうなのか、調べてみた。

 町子ども福祉課の谷川俊仁課長は「商業施設や病院もそろっており、子育てしやすい環境にあるのでは」と話す。子供が増えてきたのに合わせて保育園の定員を増やすなどの対応をしてきたことで、自宅から近い保育園を希望しても入れないケースはあるものの、現在、待機児童はゼロだと言う。

 町の保健師は赤ちゃんが生まれた家庭を訪問してきめ細かな対応をしている他、保育園に通っていない子供たちの運動会を開いたり、小・中学生の医療費について、道の補助金の対象とならない部分も町単独で助成をしたりと、子育て支援の制度を説明してくれた。

 では、子育て中のお母さんはどう思っているのか。町内で唯一の子育てサークル「あそぼう会」(武居隆子代表、会員23人)の親子が集まるプロスパ6(大通6)3階の「ふれあいひろば」を訪れた。

 同会は毎週火曜日、室内や公園での遊び、近隣町へのバス遠足などを楽しんだり、子育ての悩みなどを共有したりしている。お母さんたちに、音更の子育て環境について聞いてみた。

 丹帆都留さん(41)は「(町が)子育てに対して力を入れていることが感じられる」とし、町への支援に感謝する。町は同ひろばのおもちゃの定期更新や夏の暑さ対策などにも対応してくれたと言う。一時保育の料金の値下げをした他、老朽化が進んだ公園の遊具の更新を進めていく方針を示すなど、積極的な支援が見て取れるそうだ。

 「住宅街にも小さい公園があり、自然がいっぱい」と話すのは佐々木豊美さん(32)。札幌の友人に、「札幌には公園とかはあまりないから、こういうところは良いね」と言われたこともある。

 現在、町内には100カ所以上の公園があり、子供たちの遊びのスペースが充実しているのもお母さんたちに好評のようだ。アスレチック用具がたくさんある公園や砂場やトンネルがある公園など、各地に特色ある公園があり、はしごする親子連れもいるとか。

 その他、「都会と比べると親身になってくれる人が多い」「子育て支援センターの行事やイベントもありがたい」との意見もあった。子育てしやすいという声が多かった一方、「一時保育の時間帯に幅を持たせ、受け入れ数も増やしてほしい」「子育ての情報を共有できる場所を」などの声も聞かれた。
(津田恭平)


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