火災経て再出発 「てのひら」オープン 帯広
5月に火災で営業を休止していた帯広市内電信通り商店街にある多機能型障害者就労支援施設「てのひら」(平松一海施設長)が運営するミートパイ専門店「TOKACHI PIE てのひら」(東2南6、平松店長)が24日、再オープンした。開店直後から続々と買い物客が訪れ、目当ての商品を購入していた。
同店は同商店街振興組合が障害者・高齢者との共生をテーマに進める活性化の一環として3月にオープンした。十勝管内の10~60代の障害者ら24人が働いている。
新店舗はカントリー調のぬくもりある内装。店名も「TOKACHI meat PIEてのひら」から変えた他、商品も全てリニューアルした。豚丼風味の「十勝のパイ」(280円)をはじめ、「キーマカレーパイ」「チキンクリームパイ」など以前より1種類多い全5種類を販売する。
この日は開店前に平松施設長が「きょうが本当の意味でスタート。これからが勝負」と従業員の士気を高め、クルーの斎藤進さん(31)は「きょうからまたお客さまにおいしいパイをお届けしたい」と張り切って作業に当たっていた。
来店した朽木絹子さん(64)は「以前にいただいたことがあり、おいしかったので買いに来ました。種類もあってうれしい」と笑顔だった。
営業時間は午前11時半~午後2時。火・水曜定休(25日は営業し、年内は26、31日が休業)。問い合わせは同店(0155・25・2581)へ。(澤村真理子)