クリスマス用スモークターキーの加工ピーク 帯広はちす園
クリスマスまで1週間となり、食卓を彩る七面鳥の加工がピークを迎えている。帯広市内の障害者支援施設「帯広はちす園」(大正町、佐々木規子施設長)では16、17の両日に七面鳥(スモークターキー)の薫製が行われ、職員が朝から夜中まで作業に当たっている。
七面鳥は同園で卵から育て、利用者らが水や餌やりなど世話をしてきた。同園の“秘伝のタレ”に1週間漬け込んでからボイルし、サクラの木のチップで3時間かけて薫製する。
薫煙室のドアを開くと、室内にもくもくと煙が立ちこめ、きつね色になった七面鳥が姿を見せた。生活支援員の渡邉正典さんは「今年は肉付きがよく丸々としている。見た目もきれいな鳥が多い」と出来栄えに納得していた。
七面鳥はSS(6000円)から3L(1万6000円)まで6段階の大きさで、今年は200羽分を製造し既に予約で完売した。20日から発送が始まり、管内を中心に遠くは九州まで送られる。(澤村真理子)