270人が節目祝う 同友会50周年記念式典
北海道中小企業家同友会とかち支部は14日、帯広市内の北海道ホテルで創立50周年の記念式典と祝賀会を開いた。来賓や同友会会員など約270人が集まり、半世紀の節目を祝うとともに今後の発展を誓った。(月森七海)
とかち支部は、北海道中小企業家同友会の5番目の支部として1975年8月に設立された。当初54社で始まったが、現在の会員数は838社まで拡大。道内では札幌支部に次ぐ規模となっている。例会や部会活動などを通じ、十勝の中小企業経営者に学びと成長の場を提供してきた。
記念式典では、成田孔一支部長が「経営環境や時代背景は違っても、経営の悩みや物事の本質は変わらない。当支部がこの50年で培ってきた経験やノウハウはこれからも必要とされる。それらを会員に還元し、次世代に引き継ぎ、地域に貢献する支部づくりに取り組んでいく」とあいさつ。来賓を代表し、野口正浩十勝総合振興局長が祝辞を述べた。
歴代支部長の表彰も行われ、福原朋治氏(福原)、落合洋氏(テキサス)、曽根一氏(ネクサス)、山本英明氏(山本忠信商店)、松本健春氏(まつもと薬局)、高原淳氏(クナウパブリッシング)の6氏に表彰状と記念品が贈られた。
記念講演では、生活雑貨の製造・販売を手がける中川政七商店の前会長で、PARADE社長の中川淳氏が「全てはビジョンから始まる」をテーマに講演。「将来像や目標などビジョンを明確に示し、数字に落とし込む。それを社内に浸透させることで、企業の成長へつなげることができる」などと語った。
式典後の祝賀会では鏡開きを行って祝杯を上げ、「100年組織」を目指し決意を新たにした。
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