帯広地方卸売市場株式会社 代表取締役社長 高嶋昌宏氏~2025トップインタビュー
十勝の台所から世界へ
ピンチはチャンス 新たな取引生む
地域に根差して110年余り。2024年は、「十勝の台所」としての使命を果たす役割を改めて実感する1年でした。
世界情勢や経済動向、そして異常気象が続く中、企業活動も柔軟に変化に対応していくことが重要と思っています。具体的には、施設の老朽化や部署間の情報共有不足といった課題解決にも着手。事務所のリフォームによって社員同士の連携が増し、新たな発想が生まれる組織に変化しつつあるのを感じています。
そんな中、物流の「2024年問題」が現実となり、運送会社の定期路線の撤退など予期せぬ事態も発生しましたが、新たな会社との連携により、道内での配送には大きな影響が出ませんでした。一方、道外への物流では配送日数の遅れやコストの増加が課題となり、物流網の再構築が求められました。新たな物流会社との取引は配送の選択肢を広げ、新たなニーズにも応えられる体制が整うことにもつながりました。まさにピンチがチャンスとなったのです。
台湾販路の拡大 物流施設の着工
昨年は初の直接海外取引を開始し、台湾向けにナガイモを輸出。当社にとって大きな一歩となりました。すでに台湾からは、ブロッコリーやキャベツといった具体的な要望も頂いています。今後は、これを足掛かりに海外市場へのパイプを太くしていきたいと思っています。国内では、ハブ機能を備えた定温物流施設の着工を控えています。道内における地政学的に優位な立地を生かし、道内物流の中継地点として、食材を安定的に供給できる体制を整えていきます。数年後の稼働に向けて営業活動をさらに強めていきます。
2025年は、定温物流施設の着工や取引拡大の準備が進む重要な1年になります。社是である「信用」「向上」「継続」を胸に、新しいことに挑戦し続け、より強固な基盤を築いていきます。
帯広地方卸売市場 代表取締役社長 高嶋昌宏氏~2025トップインタビュー
<帯広地方卸売市場株式会社>
帯広市西21条北1丁目5番1号
TEL 0155-37-3333
https://www.obihirosijyo.co.jp/