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自然の中でまちづくり議論 芽室町新規採用職員研修

キャンプ場の中でまちづくりについて議論を交わす新規採用職員

 【芽室】今年度採用された町職員の研修が3、4の両日、めむろ新嵐山スカイパークで行われた。職員たちは、虫や鳥の鳴き声が聞こえる自然の中でまちづくり政策を考案。最後は手島旭町長にアイデアをプレゼンテーションした。

 今年度の新規採用職員は5人。当初は5月に屋内で研修を行う予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期。密集空間の解消のため、町の資源を生かした新しい手法として自然の中での実施を試みた。

 大樹町出身でスマイルズ(本社東京)クリエイティブ本部広報部の中神美佳さんが講師を務めた。町民から昨年度「ホットボイス」に寄せられた意見や要望を分類ごとに分けて可視化。200件以上の投稿に目を通し、町民の関心や傾向などを読み取った。

 5人も町に対する疑問や課題を出し合い、今回の議題を「道の駅の設置」に設定。中神さんはマーケティング調査の手法を紹介し、5人で現在の町の観光者数や十勝管内の道の駅の来場者数など情報を集め、道の駅の必要性やそのアイデアをまとめた。

 4日は町内のめむろーどで手島町長に提案。先輩職員約30人が見守る中、「1DAY道の駅」の可能性を提示した。提案を受けて手島町長は「いろいろな面から考え発想しているところがいい。これからもできることを探す気持ちを忘れずに頑張って」とエールを送った。中神さんは5人に「小さくても行動すると次の思考が生まれる。どんどん行動してほしい」と呼び掛けた。

 この春から建設都市整備課で務める横山拓也さんは「町民の声を受け止め、どうすればためになるのか判断するプロセスが勉強になった」と振り返った。(細谷敦生)

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