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今年も大ぶり 大正だいこん収穫

収穫されコンテナに積まれるダイコン(24日午前9時半ごろ、帯広市昭和町で。金野和彦撮影)

 JA帯広大正(吉田伸行組合長)特産の「大正だいこん」の収穫作業が始まった。収穫は10月初旬まで続き、関西をはじめ全国に出荷される。

 JA帯広大正は27戸の農家がダイコンを栽培している。今年の収穫量は1万5000トンを計画。種まきは4月18日から行い、60~65日かけて生育。収穫作業を今月22日からスタートさせた。

 今年は種まき開始時の地温が低く、雨不足もあって初期の生育に若干の遅れが出たが、水まきや畑への追肥などによって、例年同様の時期から収穫ができ、Lサイズ(1~1・2キロ)が多いなど作柄は例年並みという。

 帯広市昭和町の木下秀樹さん(41)の畑では7・5ヘクタールで作付け。収穫用の機械でダイコンを次々と抜き取り、家族やアルバイトなど作業者が、機械の上で大きさや曲がりを見て選別を行った。収穫された「大正だいこん」は、関西方面を中心に道内、関東など全国に流通する。

 道農政部によると、道内の2018年産ダイコンの収量は11万5360トン。34%を十勝産が占め、十勝が道内一の産地となった。昨年は全道的に豊作だったため、価格が上がらなかった。(中島佑斗)

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