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重い雪 広尾85センチ 雪崩発生

336号で確認された雪崩(帯広開発建設部提供)

 十勝地方は4日夜から5日にかけて南部を中心に大雪となり、降り始めから6日正午までの降雪量は広尾町で85センチ、大樹町で73センチを観測、帯広は29センチだった。湿った重い雪は一部で交通障害や農業被害をもたらしている。

 広尾町内では6日午前、町職員18人が高齢者世帯で除雪作業に汗を流した。町内の70代女性は「夫が病気なので昨日は1人で除雪した。除雪ボランティアは助かる」と話していた。

 大雪で国道336号の広尾町音調津-日高管内えりも町目黒間の11・7キロは3カ所で雪崩が発生し、通行止めに。336号の広尾町音調津-同町ツチウシ間の6・5キロも、雪崩のおそれのため通行止めとなっている。236号(天馬街道)は広尾町上トヨイ基線-浦河町間の27・8キロは大雪で通行止めとなっている。

 札幌-釧路間の特急スーパーおおぞらの1~10号は6日も全区間運休。根室線の普通列車と臨時快速は同日午後、帯広-釧路間の計17本が運休になった。

 大樹町芽武の牧場では、乳牛の育成舎(約340平方メートル)が倒壊した。けが人は出ていない。とかち帯広空港は5日、全便欠航を受け空港を閉鎖、関係者以外の入場を制限した。

 6日は青空が広がり、帯広の朝の最低気温は氷点下2・6度、正午までの最高気温は3・4度だった。

関連写真

  • 高齢者宅を除雪する広尾町職員(6日午前)

    高齢者宅を除雪する広尾町職員(6日午前)

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