好天と豊作へてるてる坊主 振興局農務課に今年も
十勝総合振興局の農務課に、今年の好天と豊作を願う「てるてる坊主」が取り付けられた。過去最高3388億円の管内JA取扱高を記録した昨年と同様、豊穣(ほうじょう)の秋を迎えられるようにと職員の願いが込められている。
同課では、生育状況調査などで農作物に直接関わる農産係の職員が、てるてる坊主を作る。春に長雨が続き、豆の種まきができなかった2013年に、天候回復を祈って作ったのがきっかけで、以来、毎年続いている。
頭の部分に不用になった書類を入れ、白い布でくるんだ。赤い蝶ネクタイと頬に付けたピンク色のフェルトでかわいらしく仕上がっており、農産係のプレートにぶら下げられている。
農業の好不調は、天候の良しあしと切っても切れない関係にある。今年のてるてる坊主を作った中村琴音さん(24)は「豊作を祈願しています」と話している。(伊藤亮太)