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「根室線 存続を」 帯広集会に200人 新得-富良野

パネルディスカッションで意見を述べる高橋十勝町村会長(中央)ら

「観光振興の背骨」
 根室線維持について考える「JR根室本線(新得-富良野間)の路線維持を!北海道の鉄路存続と再生を考える十勝の集いin帯広」が6日、帯広市内のとかちプラザで開かれた。管内首長や住民のほか、上川管内南富良野町、占冠村の議員など約200人が参加し、根室線の存続について意見を交わした。

 新得町民有志の「JR根室本線の災害復旧と存続を求める会」(平良則代表)主催。同会は6月に新得町で十勝集会を開いており、帯広開催は初めて。

 パネル討論が行われ、高橋正夫十勝町村会長(本別町長)、棚野孝夫釧路町村会長(白糠町長)、池部彰上川町村会副会長(南富良野町長)らが登壇。棚野町村会長は「根室本線は観光振興の背骨で地域活性化のためにも残してもらいたい。今までは自治体が一緒になったサービス向上は行っていなかったが、存続には地域も一体となり観光に結び付けることが不可欠」と提言。高橋町村会長は「われわれ東北海道に住む道民が、粘り強く存続に向けて行動を取っていきたい」と話した。

 また北海道教育大学札幌校の武田泉准教授が「北海道の鉄路を守ろう」と題し、基調提起を行った。武田氏は「根室本線は旭川、釧路など全道的な都市間を結ぶネットワークを形成している」と重要性を説明。客貨混載の実施や、駅舎を地域おこし協力隊の詰所にして人けを絶やさないなど、存続へのアイデアも話した。(中島佑斗)


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