札幌と東京で食発信南商生 開発商品を販売
道内商業教育フェア出展
【札幌】道内の高校生が商品開発や販売についての学習成果を披露する「第9回北海道高等学校商業教育フェア」(道高等学校長協会商業部会主催)が15、16の両日、札幌市内の新さっぽろサンピアザ光の広場で開かれた。帯広南商業高校の生徒7人が出店し、十勝の食をPRした。
商業関連学科を対象に、他校の生徒や一般市民との交流を通して、コミュニケーションやプレゼンテーション能力を高めることなどを目的に開催。今年は31校32ブースが出店。生徒たちは、各ブースから大きな掛け声を響かせ、来場者に地域の特産品や企画した商品などを売り込んだ。
帯南商高のブースでは、士幌高校と共同で開発する「野菜彩り十勝野ソーセージ」のほか、十勝トテッポ工房(帯広)の「トテッポサブレ」を販売。3年生の生徒3人が課題研究の一環として、同社の商品を通常店舗では売っていない3枚入りや6枚入りとして袋や箱に詰めた。
引率した野澤雅之教諭は「地元のことを案外知らない生徒が多く、地場の企業との連携を通して、十勝をよりPRできるようになれば」と話していた。購買局の亀田歩奈さん(2年)は「去年に続いて売り場に立ったが、お客さんの反応を見ながら接客できるようになっていると思う」と自信を深めていた。(浅利圭一郎)