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スケートで日本縦断 5、6年生が地図マラソン 帯若葉小

みんなで力を合わせ、沖縄へ-。頑張った分だけ体力も付き、目的地へ近づく(新井拓海撮影)

5000キロ先、与那国島に到達
 力を合わせて、目指せ日本縦断-。帯広若葉小学校(海鋒達也校長、児童432人)で、児童がスケートで滑った距離を積算し、日本全国を地図上で旅する「スケートマラソン」が行われている。帯広を出発し、ゴールは沖縄。児童は目的地を目指して地図上を旅し、体力の向上にも一役買っている。

 今年初めての取り組みで、体育を指導する飯島恵美子教諭が中心となって考案。子どもたちの体力づくりや運動の習慣づけを狙っている。対象は5年生66人と6年生67人の児童計133人と、その担任教諭たち。地図上で帯広をスタートし、47都道府県の県庁所在地を直線距離で結ぶ。ゴールの沖縄県那覇市までの距離は約4780キロだ。

 走行距離はリンク1周当たり1キロに換算。1日に周回した回数を自己申告し、積算して地図を進めていく。授業の最後5分間を「チャレンジタイム」に設定し、休み時間などに走った距離も対象とする。授業を見学する児童も、記録などの作業を手伝う。

 マラソンの総距離は8日現在で、5、6年生合わせて5000キロを超え、ゴールの那覇を通過し、日本最西端の与那国島にまで到達した。

 到達地点が示された地図は、児童が毎日通る2階と3階の間の踊り場に設置。地図の下には、各県のご当地グルメがイラストで紹介されているほか、スピードスケート強豪国オランダのスケートにまつわる話が掲示され、児童の好奇心をかき立てる工夫をしている。

 5年生の美藤朱里さん、国安竜輝君、松本梨音さんらは「遊び気分でできるし、目標があるから楽しい。タイムが去年より伸びた」と笑顔。6年生の中村遙人君、福田丈君は「みんなで一緒の目標があると達成感がある。シーズンが終わるまで頑張りたい」と意欲を見せていた。

 飯島教諭は「児童の『やりたい』『楽しい』『できるようになりたい』という気持ちを大切にしながら、体育授業と体力アップに学校全体で一緒に取り組んでいきたい」と話している。(松田亜弓)

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