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御影グレッズ30年 まちマイ清水編

悲願の日本一に挑むフルタイムシステム御影グレッズの選手たち

国内屈指の強豪に
 地元の女子アイスホッケーチーム「フルタイムシステム御影グレッズ」は1987年、初心者も含む13人でスタート。発足から今年30年の節目を迎えた。現在、チームには、来年2月の平昌冬季五輪を目指す日本代表候補のFW小野粧子選手(36)やGK近藤真衣選手(25)ら23人が在籍し、国内屈指の強豪チームだ。

 1992年に完成した清水町アイスアリーナがホームリンク。氷上やウエートトレーニングなど週4、5日の練習に励んでいる。

 幼児期から地元で競技に親しむ選手が多く、中学校入学を機にチームへ加入する選手も。現在はともに御影中1年のGK川端星凪(せいな)、FW梅森遥愛(はるあ)の両選手が最年少。選手の年齢層は12歳から36歳までと幅広い。

 また、いずれも清水高校に在籍するDF野村暉(きらら)選手(1年)は群馬県、FW松岡杏海(あみ)選手(2年)は兵庫県、FW三好萌々花選手(同)は香川県と、過去最多の3人が道外からの移籍選手だ。日本屈指の実力を誇る小野、近藤の両選手を目標に、各選手が個々のレベルアップに努めている。

 FW太田愛主将(帯広大谷短大2年)は「チームの目標は日本一」ときっぱり。2季前の全日本女子選手権大会Aでは準優勝と過去最高成績だったが頂点を逃した悔しさは残った。「若い選手が多く、全員で走るホッケーが持ち味。厳しい練習を試合結果につなげたい」と悲願達成に挑む。(松村智裕)


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