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十勝のファンも歓喜 日ハムV 「次は日本一」

日本ハムの優勝が決まり、歓喜に沸く十勝のファン(28日午後9時ごろ、居酒屋よりみちで。金野和彦撮影)

 プロ野球パ・リーグの北海道日本ハムファイターズが28日夜、4年ぶりのリーグ制覇を決め、十勝のファンも「ファイターズ、最高!」と喜びに沸いた。幕別町応援大使の大谷翔平投手が15奪三振で完封と大活躍し、同町や、同じく日ハム選手が応援大使を務める清水町の関係者も歓喜。29日には管内の大型店やスーパーなどで優勝記念セールも始まり、祝福ムードに包まれている。
(松村智裕、小寺泰介、眞尾敦、佐藤いづみ)

 帯広市内の居酒屋よりみち(西2南24)には日ハム帯広後援会(新保祐二会長)の26人が前日に続いてユニホーム姿で集まり、テレビ画面を見ながら応援した。

 四回に先制すると、互いにハイタッチして大騒ぎ。大谷選手の写真などを手に「抑えて」「お願い!」と勝利を願った。九回、「あと1人」コールの中で最後の打者が打ち取られると、「うおー!」と歓声が響き、栗山英樹監督の胴上げに合わせて万歳を繰り返した。

 今季、56試合を球場で観戦した副会長の小椋尚典さん(41)=帯広=は「4年前に優勝し、翌年に最下位でドン底を味わった。そこから優勝。感無量です」と涙目。幕別町のパート職員中崎園子さん(42)は「大谷君、すごい。抜群の安定感で負ける気がしなかった」と笑顔がはじけた。

 新保会長(40)=帯広=は「日ハム選手全員と道民200万人の力。次は10年ぶりの日本シリーズ優勝だ」と祝杯に酔いしれた。

 応援大使を受ける2町の関係者も大喜び。

 幕別町の飯田晴義町長は「奇跡とも言える勝利。応援大使のいる町として誇りに思う」とさらなるエールを送る。

 一連の台風で甚大な被害を受けた清水町も沸き、町後援会(会員106人)の大野春雄会長は「やれば何でもできると教えてくれた。感動で涙が出た」。11月下旬には応援大使の杉谷拳士、淺間大基両選手がトークショーで訪れることになっており、「清水全体が明るく元気になるきっかけに」と願っている。

期間限定商品も並ぶ優勝セール(イトーヨーカドー帯広店)

記念セールも
 日ハムのパ・リーグ制覇を受け、帯広市内の大型店などでは29日、優勝セールが始まった。

 日ハムの広報(札幌)によると、イオンやイトーヨーカドー、100満ボルト、セブン・イレブン、ローソンなどで協賛セールを展開する他、日本ハム(大阪)としては3日間、ソーセージやピザなど8品を謝恩価格で販売する。

 イトーヨーカドー帯広店(増川明倫店長)では3日間の日程で、栗山監督の背番号にちなんだ食品80円均一や、衣料・靴の20%引きなどを始めた。ハムカツやウインナーなどの巻きずし「日ハムSUSHIドック」も期間限定で販売。平林吉道副店長は「商品の売れ行きは好調」と笑顔で話す。

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