農地排水に補助金 補正予算提案へ 池田
1戸100万円上限
【池田】台風などによる大雨で農地が冠水したことを受け、町は排水や堆積土砂の除去費用を補助することを決めた。
町やJA十勝池田町、JA十勝高島など農業関係9団体は、池田町台風等農業被害対策本部(本部長・勝井勝丸町長)を設置。8月の台風による大雨で畑が冠水、滞水し、農地復旧のために排水作業や土砂除去などで農家が負担を強いられている。
このため、同対策本部を21日に開いて「台風等豪雨排水対策事業」を決定。1戸当たりの補助100万円を上限に町が5割、JAが3、4割、農家が1、2割負担する。
試算では町内で50~60戸が対象。開会中の町議会定例会議で29日、追加補正として1200万円の予算措置を審議する。
同本部は今後、町による暗きょなどの工事や、被災によって牧草を購入した場合の運賃負担などを検討する考え。(関坂典生)