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物流、観光業界は安堵 狩勝峠開通

 国道38号狩勝峠が12日ぶりに通行できるようになり、地元の新得町や管内の観光、運輸業者は歓迎した。町観光協会からは「紅葉シーズンに間に合った」との声も聞かれた。

 十勝サホロリゾート(新得)は、道央方面から来る客の多くが、道東自動車道占冠インターチェンジ(IC)で降りて狩勝峠を通るルートを使う。同施設は「通行止めのときは清水ICで降りた後、新得まで戻ってきてもらっていたが、お客の不便な状況が解消された」と復旧を喜ぶ。新得町観光協会は「これからは紅葉シーズンを迎える。キャンセルが出ていた宿泊客が元に戻ることを期待したい」と語った。

 帯広と旭川を結ぶ都市間バス「ノースライナー号」は13日から、本来の狩勝峠経由に戻す。国道38号の通行止めが続く清水町の一部区間は引き続き道東道を迂回(うかい)するが、北海道拓殖バスは「狩勝峠が通れることで、清水や新得町役場前から乗車するお客に対応できる」と話す。

 十勝地区トラック協会の沢本輝之会長(北海運輸会長)は「狩勝峠、日勝峠、道東道が通れなかった時は、農産物をフェリーで本州に送るために、北見経由で苫小牧入りした。道央との輸送ルートがもう1本確保できるのは助かる」と説明する。日勝峠の通行再開については「最もよく使う重要なルートなので、早期復旧してほしい」とした。(小寺泰介、中島佑斗)

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