音更木野で床上浸水 未明に住民避難
音更町では、音更川と第2鈴蘭川が合流する地点の堤防沿いにある町木野大通東8丁目付近で床上浸水が発生。8月31日未明に住民が避難した。1日午前6時ごろまでに水は引いたが、濡れた家具やじゅうたんなどを前に「何から手を付けたらいいのか」と途方に暮れる住民の姿があった。
木野8区町内会長の高橋信男さん(70)は「床上浸水は20軒近くになる。皆がショックを受けているがどうしようもない」と話し、地下のガレージから懸命に水を排出していた。
各住宅の壁に付いた跡などから水の高さは1メートル近くまで及んだとみられる。無職小澤昇さん(86)は妻とともに自宅に戻り、「こんなに連続して台風が来るなんて。家のものが何もかも使い物にならない」と放心状態だった。
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