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宮坂さんプロサーファーに 広尾高3年

連盟公認プロになった宮坂麻衣子さん

 【広尾】千葉県から移り住み、町フンベ海岸でサーフィンの腕を磨いている宮坂麻衣子さん(17)=広尾高校3年=が、日本プロサーフィン連盟の大会で好成績を収め、プロサーファーとなった。宮坂さんは「プロになった実感は湧かないが、ただうれしい」とコメントした。

 宮坂さんは小学校3年生のときに広尾に訪れ、フンベ海岸の波を初めて体験した。練習に適した安定した波に魅力を感じ、以降、毎年夏には、現在プロとして活躍する姉の桃子さん、莉乙子さんと練習を行ってきた。

 2014年には、良い波があり、練習環境が整った広尾でプロを目指そうと千葉県から単身広尾高校に越境入学。下宿しながら、サーフィンの技術を磨き、地元漁師のコンブ干しも手伝って体力をつけてきた。

 今回出場したのは、同連盟のツアー開幕戦で15~19日、インドネシアのバリ島で行われた。1ラウンドを4人1組で波に乗り、技の難度や回数などを競う。上位2人が次のラウンドに進むことができる。

 宮坂さんはアマチュア同士による3ラウンドを全て1位で勝ち進み、プロと戦う本戦に出場。本戦の第1ラウンドは2位で突破し、同連盟の公認プロ資格を得た。次の第2ラウンドは姉の桃子さん、莉乙子さんと同組の姉妹対決となり4位に終わった。

 宮坂さんは「多くの方々の支えがあってサーフィンができていることを忘れず毎日楽しくサーフィンをしたい。自分のサーフィンを好きになれることが目標」とコメントした。(伊藤亮太)

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