“子ども食堂”2日開店 WEWとかち、新たな助け合いの輪
帯広のボランティア団体「WEW(ウィー)とかち」(若菜順、渡辺久恵共同代表)が主催する「おびひろ子ども食堂」は、4月2日の開店に向けて準備が追い込みに入っている。同団体の活動拠点となっている一軒家(西21南3ノ15ノ26)を会場に、地域の子どもたちに手作りの食事を提供し、楽しく交流する。開店が決まって以来、「少しでも子どもたちの助けになりたい」と賛同の声が多く寄せられ、子ども食堂を中心に新たな助け合いの輪が築かれ始めている。
子ども食堂は、地域で子どもを見守る場所を設けようと、全国的に広がりを見せている。道内では札幌の「にじ色子ども食堂」のほか、旭川で旭川大学短期大学部などが中心となって開いており、WEWとかちは昨年秋ごろから運営のノウハウを学んできた。
同団体によると、フェイスブックや新聞に子ども食堂開設の記事が掲載された後、賛同者から「少しでも役に立てば」「活動を応援したい」と反響があり、食器や調味料などが寄せられた。活動に携わりたいとの声も多数届いたという。
開店初日となる2日のメニューは、カレーとジャーマンポテト、サラダに決まった。若菜、渡辺両代表をはじめ、5、6人がスタッフを務め、子どもたちを出迎える。一緒に料理を作る子どもも歓迎する。月1回の開設(5月は14日)で、渡辺代表は「多くの方々から反響があり、支援や温かい声に感謝している。長く継続する活動にしたい」と話している。
午後0時半からで参加費は無料となっている。小・中・高校生が対象。保護者同伴の場合は300円が必要。当日直接会場での受け付けも可。
問い合わせは渡辺さん(090・9538・8506)または若菜さん(090・6993・3449)へ。
(松田亜弓)