ゆず湯でぽかぽか きょう冬至
昼の長さが1年で最も短い冬至の21日、帯広市内の「オベリベリ温泉 水光園」(東10南5、江川正之社長)では「ゆず湯」が振る舞われ、常連客らが香りを楽しみながら体を温めた。
冬至にゆず湯に入ることで邪気払いをする風習がある。ユズの成分が血行を促進するため、寒い冬を乗り切る意味合いも込められている。
同温泉では2010年にゆず湯を“復活”させて毎年好評。今年は「被災地の熊本を少しでも応援できれば」(江川社長)と熊本県産のユズ30キロ(約300個)を用意した。
男女の露天風呂に黄色いユズがぷかぷかと浮かび、入浴客はゆったりと季節の風物詩を満喫。市内の竹山利雄さん(77)は「毎年楽しみにしている。やっぱり気持ちがいいね。これで今年も風邪を引かないよ」と笑顔で話していた。(松村智裕)