おいしい果実酢いかが まつもと薬局初のPB
食ラボ開発 帯農高協力
帯広で調剤薬局を展開する「まつもと薬局」(松本健春社長)は14日、自社初のプライベートブランド(PB)商品となる果実酢「幸福de酢」の販売を始めた。原料の生産と酢の製造は、市内の農場「ときいろファーム」が受託している。
十勝の素材で商品開発に取り組む帯広地域雇用創出促進協議会のプロジェクト「食ラボとかち」が、帯広農業高校食品科学科農産加工分会ビネガー班やオホーツク財団と協力し、酢の商品開発に取り組んだ。開発情報や製造技術などを、道中小企業家同友会とかち支部の会員であるまつもと薬局、ときいろファームに提供し、開発に至った。
同商品は手摘みで収穫したラズベリーなど小果実を使い、約1カ月間発酵させて製造した。「ラズベリー酢」「ブルーベリー酢」「梅酢」の3種を同薬局5店舗で販売する。同薬局の通販サイトでも販売を予定している。
「調剤薬局がオリジナルの商品を製造販売するのはあまり例がない」と、食ラボとかちの高橋司さん。道中小企業家同友会とかち支部長も務める同薬局の松本社長は「同友会での人脈や情報が役立った。地域の薬局として、健康機能性を有した商品販売を通じて、地域の健康に寄与したい。今後もこうした商品開発を続けていきたい」と話している。
容量は200ミリリットル(飲料は4~5倍希釈)。希望小売価格はラズベリー1300円、ブルーベリー1400円、梅が1200円。
問い合わせは同社フロンティア店(0155・41・9333)へ。
(草野真由)
◆幸福de酢について
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