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光のリング競演 「日暈」「幻日環」同時に出現

太陽を中心に浮かぶ日暈(下)と、上部に水平に伸びるタンジェントアーク。太陽を通り、空全体に輪を描く幻日環(25日午後0時20分ごろ、帯広市西1北2の十勝川河川敷で。魚眼レンズで撮影。塩原真撮影)

 帯広で25日、太陽の周りに光の輪が浮かび上がる「日暈(ひがさ)」や「幻日環」などが組み合わさった現象が確認された。大きさの異なる複雑な模様を空一面に描き、帯広測候所は「かなり珍しい現象」としている。日暈は太陽に薄い雲がかかり、光の屈折により起き、幻日環は天頂を中心に太陽を通る光の輪が見られる大気光学現象。さらに今回は、日暈の上部と下部から伸びて虹色に輝く光の帯「タンジェントアーク」も見られた。極めて珍しい現象で、自然が織りなすアートを熱心に眺める住民の姿が見られた。(池谷智仁)

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