耕土興論「和多田進(ジャーナリスト) 東京日記(553)器(うつわ)」 2015/04/25 13:03 前田夕暮に〈秋の朝卓の上なる食器(うつわ)らにうすら冷たき悲しみぞ這ふ〉がある。食器ひとつの中に悲哀の感性を宿しているのは、ひょっとしたら日本人だけなのではあるまいか。あるいはまた、辞引きを眺め... ●この記事は会員限定です。勝毎電子版に登録すると続きをお読みいただけます。