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国際線対応へ常設CIQ 空港ビル施設拡充北側に3階建て

国際チャーター便対応などを視野に、施設拡充が計画されている帯広空港ターミナルビル。青の点線部分が増築予定地

 帯広空港ターミナルビル(社長・米沢則寿帯広市長)は30日午前、帯広商工会議所で記者会見し、同ビルの施設拡充を行うと発表した。現ビル北側に新建物を建設し、常設のCIQ(出税関・入国管理・検疫)設備や手荷物受取場、保安検査場のほか、搭乗口と航空機を結ぶ固定橋などを設け、国際チャーター便や国内新路線の受け入れ体制の強化を図る。2016年に着工、完成し、17年度の早期に供用を開始する予定。

 新建物は地上3階建て。1階に手荷物受取場(バゲージクレーム)、機内手荷物用ベルトコンベヤー、税関・検疫設備、2階に搭乗者待合室(ゲートラウンジ)、保安検査場、出入国審査場、3階に機械室を設ける。2階の通路で現ビルとつなげる。

 現状、設備や人員などの関係で、国際チャーター便と国内定期便を同時に受け入れられず、CIQは臨時の施設を設置して対応している。新たに常設のCIQ設備などを設けることで、国際チャーター便の誘致を進め、外国人観光客の十勝・帯広への取り込みを目指す。また、施設は国内線と共用になるため、現状の2社7往復体制に加え、名古屋線の通年運航や関西線の復活など、新路線就航も視野に入れていく。

 敷地(1440平方メートル)は市有地で、借り受ける。本屋の延べ床面積は2728平方メートル、固定橋の延べ床面積は184平方メートル。鉄骨造り。総事業費は約11億円で、同ビルが負担する。15年度中に基本設計、実施設計を行う。同ビルの大幅な増築は17年ぶりとなる。

 会見した米沢社長は「施設機能を高め、国内外の人に十勝・帯広に来てもらうことで、地域振興を図りたい」と話した。(津田恭平)


◆CIQとは
CIQに関する解説-ウィキペディア

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