軽乗鮮やか妙技に喝采 畜大馬フォーラム
地域の子供やお年寄り、障害者らに馬と触れ合う機会を提供する「ちくだい馬フォーラム2015」(実行委員会主催)が17日、帯広畜産大学で開かれた。軽乗などのパフォーマンス披露や子供向けの体験乗馬などが行われ、家族連れらでにぎわった。
開会式に続き、公益財団法人ハーモニィセンター(東京)が運営する「ポニースクールかつしか」の小・中学生7人が、馬上で直立や倒立、膝乗りなどを行う軽乗を披露。来場者の歓声と拍手を誘った。
帯畜大からも馬術部や障害者乗馬に取り組むサークル「RDAちくだい」、今年4月に発足した馬との交流サークル「うまぶ」も参加し、馬術ショーや乗馬体験、流鏑馬(やぶさめ)などを披露した。
乗馬を体験した市内の小室仁桜(にお)ちゃん(5)=第一いずみ幼稚園=は「お馬さんの背中が好き。(乗馬して)歩いたり曲がったりしたのが楽しかった」と笑顔で話した。
午後からは馬と人との関わりについて考える「馬講演会」も行われ、馬の心理学、行動学を研究する獣医師で、日本装削蹄協会の楠瀬良常務が「馬の心と体」「日本人と馬」をテーマに語った。(大谷健人)