植松電機の専務 小型ロケット開発経験語る 大樹
植松電機の専務何か失敗してもあきらめないで小型ロケット開発経験語る
【大樹】道産小型ハイブリッドロケット「CAMUI(カムイ)」の研究開発に携わる植松電機(赤平市)の植松努専務による講演会がこのほど、町福祉センターで開かれた。植松専務は「『どうせ無理』という思いを『だったらこうしてみたら』に変えて」と訴えた。
町教委、日本宇宙少年団大樹分団主催。町民ら約70人が訪れた。
植松専務は「思うは招く」と題して、紙飛行機などに熱中した少年時代のエピソードから現在の同ロケット開発までを振り返りながら、夢や仕事について持論を展開。何かに失敗したとき、「どうせ無理」ではなく「だったらこうしてみれば」という発想を持って、あきらめずに取り組み続けることの大切さを説いた。さらに「仕事や夢は1つじゃなくていい。たくさんあることは中途半端ではない。そして、同じ夢を持つ人と仲良くなるのが一番いい」と締めくくった。
講演後には専用キットを使用したモデルロケット教室が同センターで開かれ、町多目的航空公園で実際に打ち上げた。芽室小1年の芦澤大地君(7)は「難しかったけど、自分で作って楽しかった」と話していた。(佐藤圭史)