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大樹町・航空宇宙に関する活動報告 地元効果は3億円 08年度

【大樹】町は、2008年度に町多目的航空公園などで行われた航空宇宙に関する活動報告書を発表した。同年度の町内への経済効果は、前年度より2000万円少ない3億円とみている。町は「昨年度は大人数が来町した実験が多かった。町にもたらす効果は依然、高い水準で推移している」と受け止めている。

08年度の町内での航空宇宙関係の利用実績は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が三陸大気球観測所(岩手県大船渡市)から移した大気球の放球実験、NPO法人北海道宇宙科学技術創成センター(HASTIC)などによる道産ロケット「CAMUI(カムイ)ハイブリッドロケット」の打ち上げ実験など17件(前年比3件減)。町多目的航空公園や付近の原野、防衛省の浜大樹の実験施設などで延べ3900人(同200人増)の利用があった。
施設の視察は22件(同6件減)で、人数は584人(同11人減)だった。
経済効果は、宿泊代や食事、レンタカー利用料金などの滞在費用と、資材や燃料の現地調達費などから推計した。町は「07年度にあったJAXAの大気球指令管制棟建設などの工事が終わり、経済効果は減少したが、町にもたらす効果はやはり大きい」としている。
報告書によると、今年度も防衛省やJAXAなどの実験が予定されている。大気球は三陸では毎年10基近くが打ち上げられ、大樹でも多くの実験が展開されることが期待されている。
このほか、町とJAXAの連携協力協定締結や、宇宙飛行士・土井隆雄さんの好意でスペースシャトル「エンデバー」に搭載された、大樹高校の記念旗などについても言及している。
(北雅貴)

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