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改良機のデータ取得 大樹で宇宙往還機制御実験 大阪府立大の得竹助教ら

【大樹】大阪府立大学工学部航空宇宙工学科の得竹浩助教と学生らがこのほど、宇宙往還機の着陸時の機体制御に関するデータを取得するため、町多目的航空公園で実験を行った。同大の大樹での実験は3回目。実験機はこれまでのソフトウエアを改良し、突風などに対応できる制御能力を高めた。

同大は、宇宙往還機が地球に着陸する際の機体の制御方法について研究を進めている。2007年に2回、大樹で実験を実施。大樹を選んだのは、障害物のない広大な環境と実験に適した気流が得られるためという。
今回は制御能力を向上させたほか、機体も発泡スチロール製から軽量で強度のあるカーボンファイバー(炭素繊維)製に変更。バルーンに取り付けられた重さ500グラム、全長約40センチの機体は高度約50メートルで、タイマーによって切り離された。風速など気象条件を考慮しながら、3日間で計30回ほどの実験を繰り返した。
得竹助教は「今回は急な風など、外乱が発生した際の機体の制御能力を確認したかった。今後につながる有効なデータが取れ、非常に満足している。情報を生かしてさらに改良し、また大樹で実験を行いたい」と話していた。(北雅貴)

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