特注はんてんで“よさこい” 中札内小6年前川さんデザイン 運動会でお披露目
【中札内】中札内小学校(結城光明校長、児童226人)の5、6年生73人が運動会で「中小よさこいソーラン」を踊る際に着るはんてんが3日、同校に届いた。今年開校100周年を迎える同校のためにPTA、同窓会などで組織する協賛会(佐藤文則会長)が寄贈した。デザインは児童が考えた。真新しいはんてんに袖を通した子供たちは「本番ではアップテンポでかっこいい踊りを見てほしい」と張り切っている。
はんてんは、5、6年生の出し物の「よさこいソーラン」を盛り上げるために用意。デザインは5、6年生全員からアイデアを募集し、前川歩郁実さん(6年生)の作品を採用した。青を基調に、すそにはオレンジの炎をあしらった迫力満点のデザインで、襟には「中札内小学校」「100周年記念」とプリントされている。「『よさこい』っぽいイメージ」(前川さん)を意識したという。
3日午前には実際にはんてんを着た初めての練習を行った。澤田芽依さん(6年)は「きれいにできているので気合が入ります」、河尻聖良さん(同)は「派手に踊るので見てほしい」と力を込め、佐藤会長は「子供たちが喜んで使ってくれればうれしい。100周年記念の思い出になれば」と話している。
運動会は5日午前9時から同校グラウンドで行われる。(犬飼裕一)