かちまい販売店従業員に帯広署長感謝状、人命救助で
宮腰署長（右）から感謝状を受け取る酒井さん
人命救助に協力した十勝毎日新聞社の販売店「かちまい東部南」（山崎正三店主）のパート従業員、酒井真由美さん（５５）＝帯広市内＝に５日午前、帯広署の宮腰憲章署長から感謝状が贈られた。
酒井さんは６月２６日午後、集金業務中に市内の民家を訪ねた際、この家で１人暮らしの８０代女性が室内に倒れているのを発見し、速やかに通報した。女性が呼び鈴に応じず、前日の新聞や当日朝に配達された乳飲料製品が取り込まれていないのを不審に思い、機転を利かせた。女性は病院に搬送され、一命を取り留めた。
同署署長室で行われた授与式で、宮腰署長から感謝状を受け取った酒井さんは「命を救えて良かった。これからも地域のために協力していきたい」と意欲を新たにしていた。
十勝毎日新聞社は市の地域見守り組織「市きづきネットワーク」に加盟し、同署と「地域の安全・安心に関する協定」も結んでいる。新聞配達時などに住民の安全・安心に関わる事案の発見・通報するよう努めている。（杉原尚勝）
